ポリカーボネートテンプレートのナノ孔中への金ロッドの電気化学析出後,亜鉛ドープ酸化インジウム膜が低温RFスパッタリング法によりポリカーボネート膜上に固定化された.クロロホルムを用いてポリカーボネートテンプレートを除去することにより,高いアスペクト比を有する金ナノロッドアレイ構造が,導電性且つ透過性の基盤上に形成された.この構造はナノロッドアレイを有する素子の裏側からの露光や発光の検出を可能にし,このナノロッドアレイ膜による明らかなプラズモン散乱の存在を示した.