銀塩写真感光材料の感光過程は,光吸収による励起子の生成,励起子の解離(光電変換)による電子と正孔の生成および生成した電子と格子間銀イオンによる写真現象(潜像形成)の実現からなる.これらの過程の効率の分析と向上の方法を紹介し,それらの知見を色素増感太陽電池,有機薄膜太陽電池,有機撮像素子などの有機デバイスへと展開した.