1) 心拍数のみのデータを用いて睡眠時心拍数を基準とする適切な標準化によって生活活動レベル (身体活動レベル) を評価することが可能である。 2) 心拍数を用いてエネルギー消費量を推定するには個人ごとのEE-HR回帰式を作成することが必要である。 3) 同一の生活活動, すなわち, 文献から得られるエネルギー代謝率が同一であっても心拍比 (HR/SLPHR) の個人間変動は大きい。これは文献値で示された値はあくまでも参考値にすぎず, 同一の生活活動であっても実際のエネルギー代謝率は異なる可能性を示している。