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  • 标题:ウシ胸腺粉末およびその抽出物を摂取した高血圧自然発症ラットの血圧
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  • 作者:藤野 正行 ; 阿武 尚彦 ; 赤羽 義章
  • 期刊名称:日本栄養・食糧学会誌
  • 印刷版ISSN:0287-3516
  • 电子版ISSN:1883-2849
  • 出版年度:1992
  • 卷号:45
  • 期号:3
  • 页码:257-263
  • DOI:10.4327/jsnfs.45.257
  • 出版社:Japanese Society of Nutrition and Food Science
  • 摘要:

    ウシの凍結乾燥胸腺 (FDT) を入手し, アセトンにより脱脂後, 水抽出, 加熱処理し, 噴霧乾燥して低分子画分 (LMT) を得た。10% FDTもしくは2% LMTを含有する飼料を調製し, SHRもしくはWKYに3週齢後期から投与を開始した。 6, 8, 10, 12週齢に非観血法により収縮期血圧を測定した結果, 8週齢以降, FDTもしくはLMTを摂取したSHRの血圧の上昇が低く抑えられた。しかし, WKYではFDTもしくはLMT摂取による血圧の変化はほとんどみられなかった。 14~16週齢まで, FDTもしくはLMT含有飼料を投与して飼育した後, 全血および臓器を採取し, 臓器重量, 各種血清酵素, 血清タンバク質分画, 血清コレステロール, 脾細胞の幼若化等を調べた。 SHRへのFDT投与により, 肝臓重量, 血清グロブリン, 血清コレステロール, 血清GPT活性, PRC等に変化が認められた。LMT投与では, 血清コレステロールの低下をみたが, その他の生理学的因子に変化はみられなかった。 以上より, FDT中には, SHRの血圧上昇を抑制する複数の因子の存在が推測された。その作用機序は, SHRの高血圧症発症機序にかかわるものと推定された。

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