スピルリナ水溶性画分, スピルリナ不溶性画分を基本飼料に20%混入して, Sprague-Dawley系雄ラットを28日間飼育し, 生体に及ぼす影響を比較した。 1) 成長, 飼料効率は, 対照と等しく良好であった。 2) 血糖値 i) 空腹時血糖値は, スピルリナ水溶性画分投与群において低い傾向が認められた。 ii) 糖負荷時の血糖値上昇抑制傾向は, スピルリナ不溶性画分投与群でスピルリナ水溶性画分投与群より大であった。 3) コレステロール値 i) 血清総コレステロール値は, スピルリナ水溶性画分投与群が低い傾向にあった。 ii) HDL-コレステロール値は, スピルリナ水溶性画分, スピルリナ不溶性画分投与群に高い傾向がみられた。