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  • 标题:非熱凝固性卵白液の経腸栄養剤としての利用
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  • 作者:西川 善之
  • 期刊名称:日本栄養・食糧学会誌
  • 印刷版ISSN:0287-3516
  • 电子版ISSN:1883-2849
  • 出版年度:1985
  • 卷号:38
  • 期号:5
  • 页码:371-376
  • DOI:10.4327/jsnfs.38.371
  • 出版社:Japanese Society of Nutrition and Food Science
  • 摘要:

    非熱凝固性卵白液 (TEW) の経腸栄養剤としての利用性を検討した。 1) 本TEW液はNaCl (1%) の添加では熱凝固しないが, CaCl2 (Ca2+: 0.05%) の添加では熱凝固が起こった。そこでTEWを調製する際にオートクレーブ時間を従来の10分から60分, 120分にすると, pH 9.0, では熱凝固しないことがわかった。しかしpH 7.0では120分オートクレーブしても依然, 熱凝固した。 2) そこでpH 7.0下でCa2+添加後加熱による熱凝固性の消失について検討したところ, 水希釈法の代わりにエチルアルコール希釈法を行なっても, また生卵白の凍結融解変性処理を施しても効果はなかった。 3) 一方, pH 7.0下でCa2+を添加しても, あらかじめオートクレーブ20分以上したTEW液は白濁しなかった。したがってタンパク液成分とCa2+成分をあらかじめ別々にオートクレーブ滅菌した2液混合型の経腸栄養剤を調製した。 4) Caイオン剤の種類を検討したところ, グリセロリン酸カルシウムを用いると, pH 7.0下でオートクレーブ60分のTEWは熱凝固しなかった。したがって本Caイオン剤を用いることにより, 全混合型の経腸栄養剤の調製が可能と思われ, 調製したところ, 透明な溶液が得られた。さらに, TEWの粉末標品を用いることにより粉末の経腸栄養剤が得られることがわかった。 5) 以上の結果より, 本非熱凝固性卵白液は経腸栄養剤として十分利用できることが明確となった。したがって, その他, 卵飲料や微生物工業等にも本液が広く利用できるものと思われる。

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