健康な22歳の女子9名を被験者とし, 早朝空腹時9時に脂質ェネルギー比71%, 総カロリー300kcalの脂肪を単独負荷した場合, 2gのグアガムを同時投与した場合, および4週間にわたり, 1回2g1日3回毎食ごとにグァガムを投与した後, 早朝空腹時に脂肪を単独負荷した場合について, 血清脂質および血漿遊離アミノ酸の変化について比較検討を行なった。 1) グアガム同時投与による脂肪負荷後の血清脂質の濃度変化はコントロールと有意差は認められなかった ( p >0.05) 。 また血漿遊離アミノ酸の増減にも影響は認められなかった。 2) グアガム長期投与により, 血清遊離脂肪酸の空腹時濃度が有意に ( p <0.05) 低下し, 血漿遊離アミノ酸濃度は高値を示した。とくにアルギニン, スレォニン, グルタミン, グリシン, イソロイシンは有意に ( p <0.05) 高値を示した。