ブドウ糖と各種のアミノ酸のアミノ・カルボニル反応により生じる褐変液の蚕卵母細胞に対する突然変異誘起能を検定した。 18種の褐変液のうち12種については, 蚕に対する突然変異誘起能は陽性と判断することができるが, その頻度は10-3以下であり, 変異源としては弱いと推定される。 この研究費の一部は, 文部省科学研究費によった。