全国規模で展開している外食産業9社のそれぞれ人気メニューの脂肪酸とコレステロールの分析を行った. その結果, 全てのメニューにおいてモノ不飽和脂肪酸が30%以上を占めていた.また, 寿司類を除いて, P/S比が1以下で, n -6/ n -3比が5以上のメニューがほとんどであった. コレステロール含量については, ファミリーレストランの数種のメニユーで200mg以上あった. 外食を時々利用する人の場合は問題ないが, 頻繁に利用する人は十分に食事中の脂肪の質も考えて利用すべきであろう.