無水リン酸を純水に溶解して短時間放置した各種水和度のリン酸混合液が,澱粉に対して優れた架橋効果を示すことを見出した。この方法で調製した誘導体は,リン酸含量とフオトペーストグラムの95℃の吸光度あるいは膨潤度との間に,非常に優れた直線関係があり,結合リン酸の殆んど全てが架橋結合をしていることを示唆している。 フオトペーストグラフを用いる光学的手法により,架橋澱粉の架橋度測定の可能性を明らかにした。