摩擦抵抗に対する横曲率の影響を求めるために, 円筒面外側を流れる乱流境界層を混合距離理論で解いた. この際速度分布及びτ0とR x との関係にγ0の影響を考慮した. 計算結果は定性的, 定量的にほぼHughesの実験と一致した. また普通の船型ではこの影響は模型でも1-0%の程度で実用的には考慮の必要がないという常識的な結論を得た. 終りに数値計算の労を煩わした仲渡道夫助手に感謝の意を表する.