医療における診断・治療, リハビリテーション, 病気の予防, 健康の維持・増進などヘルスケア全般の活動において, 本学会の主要分野である画像工学・技術が幅広く関与しており, その貢献度は高く評価されている.1世紀前に現れた放射線医学以来, エレクトロニクス, 電子計算機, 情報処理, 新素材などの急速な発展を基盤として, ハイテクノロジーの現代ではヘルスケア画像工学は一段の発展を遂げ, ディジタルラジオグラフィ, 超音波イメージング, イメージファイバ技術, 各種のコンピュータトモグラフィ, サーモグラフィなど, 超音波, 可視・不可視光, 電磁界ほか, あらゆる信号伝達媒体が画像の構成に応用されるようになった.