導波管の寸法精度は, これまで主として伝送特性の観点から検討されてきたが, UHF導波管のように大サイズの場合には, 布設工事の面からも検討を加えておく必要がある.多数の導波管を接続する場合, 特にフランジの直角度, および管の直線性が完全でないと, 管路の軸が次第に曲り, 予定の直線から大きくずれる可能性がある.ここではこの点をとりあげ, 布設工事の面からみたフランジの直角度, 管の直線性の許容限界について述べる.