高速移動体の撮影に要するシャッター速度を求めた.それを実現するために, 新しく開発した撮像蓄積管を使った狭帯域テレビ装置を研究, 試作した.撮像蓄積管のイメージ部の加速電極に加えるパルス幅を変えることにより, 露光時間が0.2~30ms連続可変であり, 動く部分のない純電子シャッターが実現された.カメラの回転や振動による像のぶれは, 像の変位に応じて撮像管イメージ部の磁界を動かすことにより補正しうることが確かめられた.