新しい放送用小形VTR装置の設計にあたって, 従来, 正弦波で駆動していたドラムモーターおよびキャプスタンモーターを, 方形波で駆動する方式を開発した.その結果, サーボ回路の位相特性が改善され, 水平位相制御モードでの再生映像信号のジッターを1/2以下にすることができたほか, モーター駆動回路の能率の向上により, 発熱が少なくなったため, 装置の小形化にも大いに役立った.