各種の超小形回路が開発されてきたが, これを使用すれば機器の信頼度を向上し, 機能ブロック化, 超小形化ができる.ここでは, 薄膜回路方式および固体回路方式によるモレクトロンを用いて映像機器のパルス回路の一例として, 同期信号分配器および同期信号発生器用計数回路を試作実験した.この結果, 特性, 構造, 電力消費の点から従来のプリント基板式トランジスタパルス回路より上まわることを確かめた.