低速度録音あるいは磁気録画などで短い記録波長における再生出力を増すことが必要になってきているが, 一般に短波長範囲の記録再生特性には, ヘッド, テープに原因する諸損失が多くふくまれ, とくにテープ内部の記録の状態に影響されることが多い.本論文ではACバイアス, あるいは無バイアス記録におけるテープ内部の記録の状態を与え, これと再生出力がどのように関連するかをのべている.