鶏の肝臓中のグリカルピラミド(GB)の分析方法を開発した(投稿中).この分析方法が鶏の他の組織(筋肉,脂肪および腎臓)中のGB分析にも適用できることを確認した.鶏の筋肉,脂肪および腎臓におけるGBの添加回収率は,それぞれ 87.2% (CV 0.5), 91.3% (CV 4.7), 79.7% (CV 1.0) であった.GBの検出限界は0.01 ppmであった.GBを混合した飼料(飼料1 kg当たりGB 60 mg)を7日間与えた鶏における休薬期間(5日間)後の各組織(筋肉,脂肪,肝臓および腎臓)を分析したところ,どの組織においてもGBは検出されなかった.