牛肉中に残留するβ-ラクタム系およびマクロライド系抗生物質14種をアセトニトリルで抽出後, n -ヘキサンと液-液分配による脱脂処理を行った.HPLCは,TSK-gel ODS-80TMカラムを用い,移動相は,アセトニトリル-0.05%トリフルオロ酢酸溶液のグラジエント溶出法を用い,検出はダイオードアレイ検出器で行った.14種類の動物用医薬品の添加回収率は,0.1 ppm添加レベルで63%以上,定量下限値は0.04 ppmであった.