食品添加物クーロー色素(色価30,プロピレングリコール,塩化カリウム,塩素,カリウム及びナトリウムをそれぞれ 79.9,5.8,0.8,1.62 及び 0.06% 含有)の 0,0.5,1.5 及び 5.0% 添加飼料を雌雄のラットに90日間投与する毒性試験を行った.その結果,投与に関連すると思われる変化は認められなかった.5.0% 添加飼料の投与から算出した平均クーロー色素摂取量,雄で 2,993 mg/kg/day,雌で 3,376 mg/kg/day は,毒性変化が認められない用量(NOAEL)であると結論した.また,高濃度の添加飼料の投与で毒性変化が認められなかったことより,クーロー色素に顕著な一般毒性は認められないものと考察された.