HPLCによる農産物中のグリホサート(GLY)及び代謝物アミノメチルホスホン酸(AMPA)の分析法を検討した.試料を水抽出後(大豆の場合はアセトン処理),Sep-Pak Plus C18 と Bond Elut SCX を連結したミニカートリッジカラムでクリーンアップし,GLYは9-フルオレニルメチルクロロホルマートで蛍光誘導体化した.AMPAは o -フタルアルデヒドによるポストカラム蛍光誘導体化HPLCで測定した.試料にGLY及びAMPAを 0.2 μg/g(大豆は 1.0 μg/g)添加したときの本法による回収率はともに 65% 以上であり,検出限界値は 0.04 μg/g(大豆は 0.08 μg/g)であった.