市販食用緑色3号(主色素:HSBA-( m -EBASA) ( m -EBASA), m,m -G-3)に含まれる付随色素について,高速液体クロマトグラフを用いて分析したところ,8つの付随色素の存在が確認された.それらの中で,4つの付随色素(付随色素 C, F, G, H)を精製単離し,質量分析計並びに核磁気共鳴分光計を用いて構造決定した.付随色素Cは m,p -G-3, 付随色素FはHSBA-(ethylaniline: EA)( m -EBASA), 付随色素Gは HSBA-(di-EA) ( m -EBASA), 付随色素Hは HSBA-(ethylbenzylaniline: EBA)( m -EBASA)であった.付随色素Gは,これまでに報告例のない新規な付随色素であった.