HPLCを利用したフラボノイドの分析におけるUV,電気化学及びアルミニウムキレート化蛍光検出法の検出感度を10種類のフラボノイドを用いて比較検討した.電気化学検出法はアピゲニンを除く9種のフラボノイドについて適用可能で,その検出限界はUV検出器の200~400倍であった.ポストカラム蛍光検出法はその構造中に3-ヒドロキシル基及び4-ケト体を有するフラボノールに関してのみ適用可能であったが,その検出限界はUV検出器の10~200倍であった.ヒト血清中のフラボノールの分析に関する若干の検討も行った.