食品添加物,フクロノリ抽出物(FE)の 0,0.5,1.5 及び 5.0% 添加飼料を雌雄のラットに90日間摂取させる毒性試験を行った.結果,雌雄の 1.5% 群以上で摂取量の増加が.また,雄 5.0% 群で血清脂質(総コレステロール,中性脂肪)の弱い減少傾向が認められた.しかし,いずれの変化も毒性変化とは考察されなかった.以上のことから,FE 5.0% 添加飼料摂取,平均FE摂取量 mg/kg/day,雄で3,362 mg,雌で3,594 mg は毒性変化が認められない用量であると結論した.また,FEの一般毒性は弱いものと考察された.